お墓は一生のうち、何度も購入するものではありません。いざ買うとなれば場所、デザイン、予算など考えるべきポイントはいくつもあります。さらに購入後も、掃除の問題や移転を考えた時の手続きなど、知っておかなければならないことは多くあります。 お墓とは、自分がこの世から去っても、子孫を通じてずっとお世話になるものです。しっかりとした知識を身につけてから購入しましょう。
恵まれた環境であること
ご先祖様に安らかに眠って頂く環境の3つの要素「日当たり」「水はけ」「適度な自然」がバランスよく整っている霊園を探しましょう。
管理が整っていること
あまり頻繁にお墓参りができないご家族は、きめ細かな管理の霊園を選ぶ必要があります。常駐管理人の有無や、清掃の頻度などを確認しましょう。
交通の利便性が良いこと
公共の交通を利用される方は、駅からの距離やバスの運行状況の確認を。また、車を利用される方は、駐車場の有無や広さが重要なポイントです。
訪れる方に優しいこと
お子様やご高齢の方がいらっしゃるご家族は、休憩施設の有無や、バリアフリー化されているかなどを事前に確認しましょう。
生前の建墓は縁起が悪いのでしょうか?
生前にお墓を建てることを“寿稜”と言い、大変縁起の良いものとされ、長寿をもたらすと古くより伝えられます。 また、寿稜には、生前頂いた戒名である「受戒」を刻むことも可能で、その際には文字を朱色に塗り、受戒の目印とするのが一般的です。
お墓には税金がかかるのでしょうか?
かかるのは墓石購入時の消費税だけで、墓地の取得税・消費税などは一切発生しません。 また、相続の場合も、相続税が発生しませんので、寿稜は結果的に相続税の節税対策にもなります。
お墓は売買や賃貸ができるのでしょうか?
霊園内にお墓を建てる時には、「墓地の使用権」を得る必要があります。 この使用権は、「各区画を使用する権利契約の締結」であり、土地を購入したわけではありませんので、賃貸や売買はできません。
末永く美しい石であること
墓石に適した石の第一条件は「硬さ」。硬い石は磨くほど光沢が出る特徴があり、美しさは硬さの証明でもあります。 第二に「水の吸いにくさ」。石に入り込んだ水は、墓石を内部から風化させます。第三に「均一性」。色ムラやキズも劣化の大きな原因となります。
確かな技術の業者に依頼すること
デザイン性や彫刻技術は、お墓の印象を大きく左右します。お客様の個々の要望に柔軟に対応できる、幅広い選択肢を揃え、それを高いレベルで形にする高い技術を持った業者選びが必要です。